頭痛の人は香りに敏感です。柔軟材など、特に苦手な人も多いようです。当院でもシーツはタオルなどの洗濯は香りの少ないようなものを使っています。でも、アロマの香りで頭痛が軽減しtがという人もいますので、ご自分の落ち着く香りを探すのも良いかもしれません
「第3の目」を覆う
サングラス?
海外の研究では、6割の片頭痛患者は「強い光」が頭痛の原因と指摘されました。「デパートの照明」や「映画館のスクリーン」、さらには「太陽光」によって頭痛が引き起こされる患者さんがいるというのです。
なぜ、まぶしい光によって片頭痛が誘発されるのか?それは“第3の目”と呼ばれる「内因性光感受性網膜神経節細胞」という細胞が深く関わっているということが近年の研究で明らかになってきました。この細胞は、ほとんどの脊椎動物に存在し、光を感知するセンサーのような働きをしています。普段は、太陽光を感じ取ると脳に信号を送り、全身に血液を行き渡らせるために脳を“活動モード”に切り替えてくれています。しかし、片頭痛患者は何らかの理由でこの“第3の目”や脳が光に対して過敏に反応してしまい、脳の血管が大きく拡張してしまってズキズキとした痛みが起こると考えられているのです。
「光」が原因で起こる片頭痛ならサングラスです!
多くの頭痛専門医がオススメするのが「サングラス」。日傘やツバの広い帽子なども推奨されています。室内照明を白っぽい光(昼光色や昼白色)から、オレンジ系の光(電球色)に変更することで頭痛の頻度が減少したという調査もあります。
実は、それほどひどい頭痛ではない場合は、冷やしてもあっためても、どちらでもよくなることがあります。
昔は「あっためると血流が良くなって片頭痛に悪い」「冷やすと緊張型頭痛に悪い」と言われていたけれど、外から冷やしたくらいでは脳の中の温度は変わりません。「冷やす」も「温める」も、皮膚へ刺激を与えるという点では同じです。熱いタオルを当てたり、熱いシャワーをざっと浴びたり、肩こり用の塗り薬などのスーッとするものを塗ったり……
そういった皮ふへの刺激が、頭痛を減らしてくれます。
Q 子供の頭痛も診てもらえますか?
A 子どもの頭痛に気がつかない親御さんが多いのに、しっかりお子さんの様子を気にかけていて立派です。もちろん整体おおたけで対応できます。
楽しいはずの学校生活が頭痛で台無しになっては大変です。頭痛整体と武術療法(腱引き)で、改善を図ります。実際、ちょっと時間はかかりますが、多くの子供さんが元気さを取り戻しています。
子供の体は結構繊細なので、施術は慎重の上にも慎重です。何回かは体に触れることに慣れてもらいますので、気長に見ていただきます。
また、起立性調節障害から頭痛を引き起こすこともあります。主な原因は自律神経のアンバランスと見て、体の中の流れを整える施術を中心に行います。徐々にですが、元気になっていきますのでご安心を。
Q 目の奥が痛むのですが
A 頭痛でおいでになる人の中に、目の痛みを訴える人がかなりいらっしゃいます。目の痛みで多いものは、主に2つあります。
ひとつはいわゆる目の疲れ、難しい言葉で言うと眼精疲労です。眼球を動かす筋肉が疲れることからくるものです。筋肉の疲労からくる痛みは「重苦しい」と感じるものが多く、さらにいつから始
まったかわからないケースが多いです。気がついたら「そういえば痛いなあ」という感じがするものです。仕事や家事、生活スタイルと密接な関係があり ます。対策としては「目を休ませる」、これにつきます。
そしてもうひとつは眼圧が上昇したときの痛みです。
眼球は丸い形を維持するため、内部からの一定の圧力がかかっています。この圧力がなんらかの原因で上昇することがあるのです。典型的なものとしては、急性の緑内障です。吐き気を
ともない、目に強い痛みを感じますが、頭痛も起こることがあるため、「頭の病気」だと錯覚しがちです。目は充血し、時にむくみがあり、一般に瞳孔(黒目)が開いていることが多いようです。放置すれば視力を失いますので、急いで眼科を受診しなければなりません。
Q 頭痛にはカフェインがいいと聞きました
A カフェインは頭痛薬にも使われるように、血管収縮作用があるので、拡張された脳血管を収縮するので、片頭痛にはよいとされているのです。
ただ、片頭痛は血管の拡張だけでなく、収縮と拡張の繰り返しでも起こるので、カフェインが血管を収縮しても、他方ではストレスで血管が拡張します。したがってそれを繰り返すことで、片頭痛がひどくなることもあります。ですので、片頭痛のときに自己判断でカフェインを摂取するのはおすすめできません。
また、片頭痛に似た頭痛として“緊張性頭痛”がありますが、こちらは血管が収縮することで起こる頭痛なので、カフェインを飲むことで余計に悪化させてしまうことがあります。
カフェインは全ての頭痛に良いわけではありません。
頭痛持ちの方は、一度は医療機関でしっかりと診療して、ご自身の痛みが「片頭痛」によるものなのか、「緊張性頭痛」によるものなのかを把握しておきましょう。
カフェインは頭痛への作用だけではなく、別の部位の不調の原因にもなり得ます。摂取量が多くならないように心がけることが大切です。
また、片頭痛を誘発するものには、チーズ、赤ワイン、チョコなどに含まれている「チラミン」や、お酒の「アルコール」もあります。
頭痛の対処は何が適しているのか、何がダメなのかを理解しておくと安心ですね。
Q 首を振ったt時にピカッと光ります
A それは光視症と言われるものです。
十数分続く場合は閃輝暗点(せんきあんてん)と言われるものですが、それとは違います。暗い部屋で顔を振った時などに目の隅でピカッっとした光が見えたり、光の玉のようなものが瞬間的に流れる場合があります。これが光視症です。
脳や眼球の異常を疑いますが、脳腫瘍とは関係無く、網膜が硝子体に引っ張られる物理的な刺激が原因なのです。本来、硝子体は眼球の中に十分満たされているのですが(図2)、硝子体が変性し萎縮すると後部硝子体剥離が起こり、網膜との間がはがれて水に置きかわります(図3)。顔を振った時に硝子体が揺れて一部癒着している部分で網膜を引っ張るためにそれを光として感じてしまうのです。
癒着が取れれば光は感じなくなります。まれに網膜が引っ張られるために網膜裂孔が出来て網膜剥離になることがありますので、光視症に続いて黒い点がたくさん飛んで見えたり、視野の中に部分的に見えない所が現れたりしたら、早めに眼底の精密検査を受けて下さい。
起立性調節障害、自律神経失調症、不眠…
肩こりから始まったり、近視から首がこって慢性頭痛に発展したり…最近ではスマホや携帯ゲーム機の使いすぎなどでも起こります。また、心の問題の時もありますし、起立性調節障害と診断されることもあります。
「子供に頭痛なんかない」「風邪じゃないの」など軽く考えがちですが、子供はそんな親の態度に絶望的な気持ちになることもあると言います。何か大きな問題がなければいいのですが、まずは病院で脳疾患などの検査をお勧めします。
原因がわからない頭痛となると頭痛薬も一つの方法です。とはいえ安易に頭痛薬を使うのもまだまだ子供なのでちょっと怖いです。日だまりショットなら手だけで頭痛治療を行います。短期間でそれも驚くほどソフトに頭痛を解消することができます。
学校へ行けないほどの痛みや勉強に集中できないなど、こどもの未来に影を落としかねません。1日でも早く日だまりショットを受けてみてください。
女性にとっても大仕事、出産がようやく終わってほっとしたいのに頭痛に悩むお母さんがいます。ホルモンバランスの急激な変化や慣れない育児による疲れなどから、思いもよらない体調不良を感じることも少なくありません。妊娠中からの不調が産後も続くママもいれば、妊娠中はなかった症状が産後になって現れるママもいるでしょう。
産後ママの体調不良にはいろいろありますが、頭痛は一般的に多い症状です。
頭痛には、脳に異常が見られないタイプの「一次性頭痛」(緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛など)と、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血や脳卒中などといった脳の病気やケガが原因の「二次性頭痛」とがあります。その恐れがある場合は早急に病院で診察を受けてください。
特にママ世代に多いのは片頭痛です。片頭痛は脳の血管が拡張し、周囲の神経を刺激することで発症します。妊娠中に症状が軽減するのが特徴で、妊娠後期では60~80%の片頭痛発作が軽減すると言われていますが、産後1ヶ月以内で半数以上に発作が再発することが分かっています。
日だまりショットなら薬も使わず、あくまでソフトに改善を図ります