思春期に多い起立性調節障害

 

小学校高学年ごろから多くなり、中学生から一気に増えます。

中学・高校生に最も多く、女子のほうがやや多めです。中高生の10%にあたる70万人がこの病気を発症しており、年々増加傾向にあります。楽しい学園生活が大変な苦労を重ねます。

 

 起立性調節障害になるこの特徴落としては、細やかな心配りができて、周囲の人たちにとても気を遣う性格の傾向があります。

しかし起立性調節障害になると、今までため込んでいた心のストレスが一気に噴き出し、精神的に不安定になり とても感情的になったりします。

体調不良がある不登校の子供の7割は起立性調節障害を発症していると言われています。

この病気が厄介なのは最も発症しやすい時期が思春期で高校進学という人生の岐路に当たるという事です。中学3年生で不登校になり、「このまま引きこもり、ニートになるのでは」と頭を悩ませている保護者の方も多いのではないでしょうか? 事実、当院においでになる子も出席日数の関係から公立の中学に移り、定時制も考えていた。

 

 

 良く「うつ病」と間違われますが、起立性調節障害は夕方から夜にかけて活動的(元気になる・症状が軽快する)になります。うつ病はほとんど1日中、気分が落ち込んで気力がなく活動的(元気)にはなりません。診断されて抗うつ薬を服用すると子供によっては、眠気や低血圧が起こり結果として起立性調節障害の症状を悪化するらしいので注意が必要です。

 

整体では病院のような治療はできないので、ひたすら元気になるような施術です。それでも次第に元気になるのが嬉しいものです。