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天気頭痛

「頭痛いから天気が悪くなるよ」とおっしゃる方がいます。

不思議に当たるんですねえ。

 

 いわゆる気象痛といわれるものですが、頭痛だけでなく神経痛やリウマチ、古傷なども痛みが増すようです

 いろいろな説がありますが、一般的には3つの原因が考えられています。
 まず第一は、前線や低気圧の接近による気圧の急激な低下です。気圧が低くなることによって体内にヒスタミン、またはヒスタミン様物質ができて、体内の水分が滞り、平滑筋の収縮、血管の透過性、炎症反応が増強されるため、気象病が誘発されるとする説です。
 第二は、気象変化が自律神経に影響を与え、最初は副交感神経の感受性が亢進し、ついで交感神経の感受性が亢進するとする説です。両神経が敏感になることで自律神経のバランスが崩れ、頭痛がしたり古傷が痛んだりすると考えられています。
 第三は、体や心が急激な気象の変化をストレスと受け取ってしまうことによるものです。気象の変化をストレスとして捉え、下垂体前葉、副腎皮質系が活性化されるために起こるとする説があります。

 予防法としては規則正しい生活ということになります。

寒冷前線の通過などによる気温の急激な低下で、自律神経バランスが乱れ、発生する頭痛や古傷の痛みなどの緩和には、入浴が効果的です。温かいお湯につかることが血行を促進して、自律神経のバランスを整えてくれるからです。それぞれの持病があるならその治療を優先してください。