頭痛は妊娠中に軽くなる女性が多いのですが、出産後に苦しむケースもあります。授乳中なら特に薬もやたらに使えないので、ソフトな日だまりショットをお試しください。
産後のママはホルモンバランスの急激な変化や慣れない育児による産後特有の授乳など生活習慣・肉体的な疲れなどから、頭痛や足のむくみなど、体調不良を感じることも少なくありません。妊娠中からの不調が産後も続くママもいれば、妊娠中はなかった症状が産後になって現れるママもいますし、以前からの持病が体調不良につながることもあるでしょう。
産後ママを悩ませる頭痛はよく見られる症状です。
頭痛には、脳にはっきりとした異常が見られないタイプの「一次性頭痛」（緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛など）と、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血や脳卒中などといった脳の病気やケガが原因の「二次性頭痛」があります。
頭痛の大半は一次性頭痛ですが、特にママ世代に多いのは片頭痛です。片頭痛はそのメカニズムはよくわかっていませんが、脳の血管が拡張し、周囲の神経を刺激することで発症するとされています。妊娠中に症状が軽減するのが特徴で、妊娠後期では60～80％のママで片頭痛発作が軽減すると言われています。しかし、産後1ヶ月以内で半数以上に発作が再発することが分かっています。
頭痛は比較的良く見られる症状ですので、ついつい軽く考えがちですが、ひどくなると生活に支障が出る危険性もあるし、命に関わるような重篤な病気が潜んでいることもあります。頭痛に悩まされているママは、一度受診し症状にあった治療を受けるようにしましょう。
